どういう意味?いろんなプロレス技の名前を解説!

プロレス技

プロレス技の魅力

プロレスファンなら誰しもが覚えるであろう、プロレス技の名前。

学校の授業やテスト勉強は覚えられないのに、プロレス技の名前だけはよく覚えられる。

そんな経験がある方が多いと思います。

また、プロレス技というのは選手の思いや意志もその名前に込められたりします。

なのでファンも特別な感情を持ちながら選手を応援したりできるのです。

さらに、プロレスが他のスポーツと異なる点というのが、見た目が同じ技でも使う選手によって呼ばれ方が異なる点です。

例えば、サッカーであれば本田圭佑選手がフリーキックで無回転シュートを蹴りますね。

クリスティアーノ・ロナウド選手も無回転シュートを蹴ります。

どちらも 無回転シュート と呼ばれます。

ホンダボンバーロナウドスペシャルとは呼ばれませんよね。

メッシ選手やネイマール選手もドリブル、パスなどプレーの名称は統一した名称です。

プロレスだけ唯一、選手によって技の名前がめちゃくちゃ多く、技の種類が多いスポーツなのです。

そんなプロレス技の名前の意味、由来を一部抜粋し紹介したいと思います。

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トペ・コンヒーロ

メキシコのプロレスから誕生した技で、スペイン語から来ています

tope con giro

tope : 先端、突き当たる

con : 〜と(with)

giro : 回転

簡単に言うと、クルッと回転しながらぶつかりに行くという意味ですね。

プランチャ・スイシーダ

こちらもメキシコから誕生した技でスペイン語です。

plancha suicida

plancha : 相手に覆い被さる

suicida : 自殺者

自らの危険を冒してまで相手に飛び込んで行くという意味があります。

トラースキック

アメリカなど海外ではスーパーキックと呼ばれています。
この技、実は日本人選手が最初に使い始めたと言われています。

その昔、世界的に偉大なレスラー、ザ・グレート・カブキ選手がアメリカで活躍していた時に使っていた技で、現地でその技の美しさから名付けられたそうです。

語源はthrust kickで、thrust突き刺すという意味です。

だから本来はスラーストキックなのですが、thの発音がしにくい日本人は簡略化してトラースになったそうです。

ちなみに、カブキ選手はグレートムタ選手の父親です。

ブレーンバスター

英語表記ではbrain buster、日本語表記では「脳天砕き」と言われる技です。

背中から落とすのになぜbrain? 脳? と思いませんか?

実はこの技が開発されたときは今の垂直落下式ブレーンバスターと同様に頭から落とす方法でした。

今の垂直落下式よりももっと垂直落下しまさに、脳天砕きだったそうです。

しかし、危険な技のため背中から落とす方法に変化しますが、名前は当初のままとなっており現在も使われています。

フライングメイヤー

日本語では首投げと呼ばれますが、英語ではflying mareと表記されます。

ここで言うmareとは雌馬のことを指し、flying mareで回転木馬のような意味があるそうです。

要は馬を飛ぶように回すと言うかんじでしょうか。

DDT

この技は、ジェイクロバーツ氏が名付けた技で、当時の殺虫剤の名称から取っているそうです。
それだけ一撃必殺の技ということですね。

さらには、彼が飼っていたニシキヘビのダミアンから取って、Damian’s Dinner Timeにも由来しています。

日本では天龍源一郎選手が「デンジャラス・ドライバー・オブ・天龍」と言っているため、このように認知されているそうですが、本来は上記の由来だそうです。

ジャーマンスープレックス

元々はレスリングのバックをとって後方へ投げるスープレックスのことで、レスリング出身のカールゴッチ氏がプロレスで使い出したことが始まりです。

そのカールゴッチがドイツ出身という設定のため、ジャーマンスープレックスという名前が付きました。

ちなみに、カールゴッチ氏はベルギーやその他ヨーロッパ出身の説もあるため本当にドイツ出身かどうかは謎のようです。。

ラリアット

ラリアットとは、スタンハンセン氏がオリジナルと言われ、カウボーイが投げ縄を掛ける意味からきています。

まさに首を刈り取るイメージですね。

ちなみにアメリカではクローズライン(cloth line)と呼ばれており、衣類(cloth)を洗濯し干す際に紐(line)を張って干していたものが語源で、昔はバイクなどが走っている時に左右からロープを張って首に引っ掛けていたそうで、それもロープを張ることからクローズラインと呼ばれていました。

後に、アメフトの中で相手の首に腕を当てる行為をクローズラインと呼ぶようになり、プロレスでも同じ呼び名になったそうです。

今ではアメフトルールで首に腕を当てる行為は反則になっています。

日本でクローズラインと呼ばれなかったのは、当時アメフト自体が日本でそこまで根付いていなかったのも理由かもしれませんね。

延髄斬り

アントニオ猪木氏が考案したとされる技で、まさに延髄(脳の1番末端にあり、首の近くに存在)を斬り裂くような技だと言うことで、この名が付きました。

ちなみにアメリカでも「エンズイギリ」と呼ばれます。

余談ですが、脇固めはアメリカではフジワラアームバーと呼ばれています。

ここで言うフジワラとは、関節技の鬼こと鈴木みのる選手の師匠でもある藤原喜明選手のことです。

日本人選手のことが海外でも評価されるのは嬉しいことですね。

ムーンサルトプレス

日本では武藤敬司選手が初めて日本で披露したと言われるムーンサルトプレス。

moon : 月(英語)

salto : 宙返り(イタリア語、スペイン語)

この2文字を掛け合わせた和製英語で、由来は体操競技の月面宙返り(ムーンサルト)から来ているそうです。

ちなみに、体操競技でのこの名は宇宙飛行士が無重力で宙返りしている様をイメージして名付けられたそうです。

最後に

いかがでした?

すでに知っているものや、初耳のものもあったのではないでしょうか。

プロレス技はとにかく名称の多いスポーツです。

ファンなら自然と名前を覚えてしまうものですが、技の名前の由来なんかも知るとより面白いです。

次回は新日本プロレス編で技の名前解説をしていきたいと思うのでよろしくお願いします(^^)

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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