結論から言うと、「プロレスの奥深さをもっと皆さんと共有したいから」です。
私は理学療法士（体の専門家、国家資格）として日頃から患者さんの治療にあたっています。
理学療法士にとって大事なことは、「評価する」ことであり、それは言わばどの部分に根本的な問題があって、どのような症状として出ているか、ということを「問診」「視診」「触診」「動作分析」などから炙り出していきます。それにはベースとなる「解剖学・運動学・生理学」が理解できていないといけません。
私は職業柄、体のことについては一般の方よりは詳しく、プロレスの技を解剖学的、運動学的、生理学的に考察しながら試合を観戦しています。
「あの技はどこが痛いの？」「今なんで痛いの？」「あれって本当に効いてるの？」
こんなことを聞かれた、または思ったことありませんか？
技の種類が多く、より見た目が複雑な技が増えてきた現在のプロレス。
「なんとなく痛そう」ではなく、「どこがどう痛くて、どのようなダメージがかかっているか」という考え方を理学療法士の視点で考察・解説し、
よりプロレスの魅力を感じていただき、さらには技の考察ができると選手のダメージや疲労なども自ずと感じるようになり、選手を応援する気持ちが
強くなります。
そんなこれまでとは違うプロレスの魅力、面白さをお伝えするために当研究所ブログが開設されました。